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活動報告 倶楽部で行ったイベント、スポーツ等、いろいろな活動報告です。

「第八回 歌舞伎観劇の集い」開催

【日時】 令和6年2月2日(日) 11時開演
【場所】 大阪松竹座

この度、第八回歌舞伎観劇の集いとして、大阪国際文化芸術プロジェクトの立春歌舞伎特別公演を観劇いたしました。
 お香の香りと共に幕が開け、第一幕は八重垣姫の一途な恋心を描いた時代物の名作である『本朝廿四孝』が始まりました。八重垣姫、勝頼、濡衣、三者の衣装が揃った舞台は錦絵のように華やかで、派手な動きがないにも関わらず、身振り手振りだけで八重垣姫の悲しみや熱意が伝わる演技は圧巻で大変美しい一幕でした。第二幕の『恋美脚大和往来』『封印切』は上方和事の代表作であり、第一幕とは雰囲気も変わり、テンポ良く物語が進む中で客席からの笑い声も多く聞こえました。しかしながら、次第に破滅に向かっていく忠兵衛の様子に気付けば会場には緊張感が流れ、クライマックスの忠兵衛の手元から小判が零れ落ちる場面では大歓声が上がるなど、大変引き込まれる舞台でした。第三幕の『幸助餅』は、中村鴈治郎さんが翫雀時代に松竹新喜劇の傑作を歌舞伎の世話物として再構築した作品であり、相撲好きの若旦那と贔屓力士の友情を描いた物語は人情味に溢れ、会場は温かい雰囲気に包まれた中で幕が下りました。
 観劇終了後、当日が節分ということで、中村鴈治郎さん、中村中車さんら役者さんたちによる豆撒きが行われ、楽しい一時でした。
また、中村鴈治郎さんから全員に土産品(メガネ拭き)と、タイトなスケジュールの中での写真撮影の時間を設けていただき、お気遣いに感謝です。
次回開催の際も、皆様のご参加を是非お待ちいたしております。

(平成26年法卒 中本綾香)














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